
同銀行のロビーでの展示企画の話が半年以上前にあった。銀行内での展示はあちこち見かけるが、そもそも多忙なのはわかりきっていたから、単に「銀行ロビー展」の要請であれば断りたいところ。でも、大光銀行(旧大光相互銀行)といえば、1960年代に日本で初めて「現代」と冠して開館した長岡現代美術館に密接に繋がっているし、その活動の最盛期に建設された本店が建て替えられる(解体される)ことの意味も大きく、引き受けることにした。今後は確実に消えるであろうその場所の磁力みたいなものに、魅力を感じたからである。
スペース自体は銀行から指定された小さな壁面だけで自由度は高くないが、それでも「現代美術」として捉えてみたい。1月に長岡小嶋屋でおこなった「外山文彦展 白い絵画と麻の絵画」の作品をベースに再構成しようと考えている。
外山文彦展 at 大光銀行本店
会期:5月16日(月)~6月10日(金)
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