Contemporary art exhibition
地下光学 “Underground Optics”
会期:2016年11月18日(金)~27日(日)/休廊日:21日(月)、22日(火)
12:00→19:00 (最終日は17:00まで)、入場無料
会場:アートスタジオDungeon/ 東京都板橋区大和町2-1
都営三田線「板橋本町」駅 A3出口から徒歩8分
出展/ 田島鉄也 外山文彦 フジタヨウコ 大和由佳
◆ 展覧会公式ウェブサイト:https://chikakougaku.wordpress.com
● ギャラリートーク:11月27日(日)14:00~/ ギャラリートークの後、作家を囲んでの懇親会あり
● Dungeon (地下室ブログ):http://chikashitsu.blog.shinobi.jp/
出展作家のプロフィール等は公式ウェブサイトをご覧ください。
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●行き方
地下鉄出口から中山道(首都高・高架下)を下り、橋をわたって右折
石神井川沿いにすすみ
鋭角に曲がってください。
Dungeonの看板が見えます
-Dungeonからの光- 裏側から接触する経路
暗闇の中でも光を見ることができる。
目を閉じて瞼(まぶた)を軽く押すと、光を感じることができる。
この現象は内在光と言われ、旧石器時代の洞窟画の制作に深く関わっているという学説がある。太古の洞窟画を描く画家は、まず内在光を把握し、それを動物のイメージと結び付け、外界の自然と自分の内的感覚を関連つけるという。画家の心の深層は内在光を通じて外部の世界へとつながるのである。
東京の片隅にあるこの地下の空間は、現代の美術という光に満ちた圧倒的な視覚の支配を拒否するかのようである。頭が着きそうなほど低い天井は、圧迫されると同時に包み込まれるような感覚をもたらす。そして、大事なものを格納したであろう古い大型の金庫も古いままなぜか残されている。防空壕として作られたのかどうかは定かではないが、危険と安心が半ばする特異な空間だ。この空間はいわば社会的な危険から逃れ、閉じこもって心の深層に入ることを暗示する。
我々は、その内部に視覚的・身体的な事物や行為を展開する。複雑な社会状況に翻弄される人々の心の内部に沁み込み、外界の事物に裏側から接触する経路をつくることを試みたいと思う。 古代の画家たちと同様に、我々の行為によって我々の心の深層は、生活空間へ、都市へ、そして世界へとつながるのである。
Contemporary art exhibition “Underground Optics”
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