

地下光学展。
とある美術評論家のかたが今回の外山文彦作品について、「無機的絵画」という言い方で評されていた。絵画と言うならたしかに「絵画」でそうした個人的な感覚はあるものの、「絵画性が有る」ということでは興味深い論点。最終日のギャラリートークでもそうした話題(質問)が出ていた。
ところで絵画性ということならば、単純にはむしろ前月の横浜での個展作品のほうがと一見は思えるところ。でもこの「一見」というのは厄介で、ときに不確かなことがある。こちらの作品を「まごうことなき現代美術」と言い現代美術を標榜して高く評した評論家もおられて、論点が深い。
以上、今朝起きがけに書いた<野性論>の記事に続き、回想というか後日談というか、地下光学会期中に書こうと思いつつ(主に時間の不足で)書けなかったこと。
(2016.12.04 pm23:50)
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