その「ささやかコーナー」とは幅としたら5cmにも満たない、最終面にある極小スペース。毎月の写真をそこに1点載せるというもので、現編集人のYさんより「若いひとに、小さな枠を提供したい」という相談を受け、長岡造形大を卒業し、そのころエックス展など私の関わる展覧会に参加していた海津さんに「やってみないか」と打診して始まった。
調べてみたら、その第一回は2010年7月号と7年も前。長くやっているから最初に打診した際のシチュエーションなんかはすっかり忘れていたが、最初に載せた写真が犬とか猫などの「いわゆる」的なものではなく、動物は動物でも「サル」だったことは印象的で、そちらのほうを覚えていた。
さて、いま発行中のマイスキップ(8月号)では、P7に「200号を機に編集人が交代します」と、創刊号から編集制作してきたYさんの退任の辞が記されている。私の廻りではちょっとしたニュースにもなったようで、今号ではこの件について聞かれることも多い。

ここで話が結びつくのだけれど、編集人の交代に伴い紙面もリニューアルされることになっていて、海津さんの「ささやか連載」も(今号で最終回とうたれている「徘徊だより」などとともに)200号を機に終了となり、次号2017年9月号が最終回になります。ささやかとは言っても、知人の陶芸家は「(マイスキップが届くと)毎月この写真を真っ先に見る」と話していた。そうしたファンもけっこういたようだから、まずはお知らせまで。
紙面のリニューアルでさて「マイスキップ版・アート日和」はどうなるかというと、対応は編集部に任せていたが、とりあえずは続くもよう。
- 関連記事
-
- 制作中のMy-Skip200号記念号と、「らしい」といえば「らしい」こと (2017/08/21)
- 退任の辞と “ささやかコーナー”写真連載の終了 (2017/08/08)
- 歩くひとというペンネーム (2017/07/05)