
エックス展の作品配置図を作成した。
図面は下書き無しのサインペン、フリーハンドの一発描きである。鶴水亜里沙さん展示の小部屋が、あとから思うと実際よりだいぶ大きく表現されている気がするけれど、正確な建築図をおこそうということでもないし、そもそも一発描きだからとこれでパネル化した。明日の開幕前に会場入り口に掲示する予定だ。
その鶴水さんの小部屋は、旧診療所時代の名残りとなる区切られた空間で、彼女の作品はこの狭い空間(に展示し、空間そのものも活かすこと)を想定しての構成である。月刊マイスキップ12月号特集のエックス展の記事には、「『太陽の間』と『月の間』、両室の空間特性を活かしたい」と書いていたけれど、堂々と言えたのは、鶴水さんから「この場所を使いたい」と展示構想を聞きその企画書も手元に届いていたことが大きかったのだった。
これだけ人数がいて、さらに今回は会場の特性も条件としてあるから、作品の配置は思案のしどころである。「思案」するためには事前に「試案」をたてて搬入日に臨むのだけれど、試案は作品そのものを見る前の「私案」にすぎず、当日の作業進捗中にやはり変わるもの。前日にたてていた「試案」図(の一部)を下に載せてみるが、今年春の外山文彦展では暗号のような展示配置検討図になっていたから、展覧会によってもやはり違うもの。

エックス展Ⅸ-若きクリエイターたちの自由表現-は、13日(木)から長岡市・maison de たびのそら屋にて。20日(木)は休館、16日(日)は14時からギャラリートークがあります。
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