企画特集ページは私が担当しており、「雪の魅力、アートの視点」と題し現代美術家・前山忠さんにインタビューした内容を掲載しています。



まえがき的に記した冒頭の一文を以下転載しておきます。
長岡現代美術館(1964~1979年)の誕生を契機に新潟大学芸能科を当時卒業したばかりの若者を中心に結成した「新潟現代美術家集団GUN(ガン)」を、長岡発の現代美術の動向として何回か本紙に取り上げた(※1)。昨年はニューヨークでの企画展で紹介される(※2)など国際的評価も進むそのGUNが、「雪のイメージを変えるイベント」として信濃川河川敷の雪原に農薬噴霧器で絵具(顔料)を撒いたのは1970年。GUNの代名詞的存在ともいえるそのイベントから50年、半世紀が経つ。
雪は市民生活にとって必ずしもいいイメージではない。そこで「雪のイメージを変える」と謳われてから50年を機に、雪を多角的に捉える特集をと考えた。今号ではGUN設立の発起人であり、「雪のイメージを変えるイベント」ほかGUNの活動を牽引してきた現代美術家・前山忠さんをゲストに招いた。氏はここ十年来、「大地の芸術祭」にて雪アートに取り組んでおり、雪とアート、雪の捉え方の変遷についてお話を伺った。
本特集の企画提案の発想には、上記まえがき文にも記しているが、1970年の新潟現代美術家集団GUN「雪のイメージを変えるイベント」から今年で半世紀ということがある。 半世紀として何かとりあげられるとするなら、その第1号になっただろうことを付記しておこうと思う。
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