
ジャケットの写真はほぼ見えない濃さの、薬瓶のような茶紫色のカラーケースは初回盤限定仕様。
1996年のものだからもう四半世紀も前、その限定バージョンを発売直後に買い求めた記憶に悦に入ってたら、セールス的に厳しかったようでウィキには「通常盤が出回った形跡は無い」と、別にプレミアでもないんだという知らなくていい情報まで記されていた。
NOKKOでいえばこの次に出た、川村結花が多くの楽曲に参加している「ベランダの岸辺」が愛聴盤だったが、それに比べて聴き込んだという記憶がなく、棚の奥で眠っているくらいだから久々のもの。でもあらためて聴くと、なんで眠ってたのかと不思議なくらいすこぶるいい。 NOKKOのボーカルもいいけど詩の冴えもよくて、キリンなる曲では「七輪でサンマを焼いている緒形拳がニヤッと笑う」なんて具体的光景がしかもサラッと出てきて、ニヤリとさせる。
ユーチューブ探したらこのアルバムから「GO GO HAPPY DAY」という曲が出てきたから、古いビルの屋上で歌うそのさまを昨夜はしばし見ていた。
https://www.youtube.com/watch?v=hMT2EqulSDQ
ちなみに「…何処に行くのか知らないけど GO GO HAPPY DAY」と綴る詩はNOKKOではなく、当時の義姉にあたる路木麻子。
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