来月開催する展覧会があるのでそれについて書いている。ふつうだと展覧会の内容とかその面白さをアピールするところだがそれらは文字数を減らし、換気を施して開催するとか云々ご時世の対策を書き加えた。くどいくらいだったのは推敲でだいぶ短く、あっさりとさせたけれど。
大声をあげると飛沫感染の心配があるしで「皆さん来てください」と大声出すのも憚られるなか、「ウィルス云々自粛云々と心も疲弊する日々にアートに触れて一時のリフレッシュを図ること」も一考かと思ってのコラムである。
さて今回のコラムとは別の記事テーマとなるが、2004年春に撮った、長岡市内の(いまは無くなった)“街なかのとある風景”の画像を探していた。
撮影時期もだいたい読めていたから、過去データを保管するハードディスク手繰れば容易に出てくると思ったら、行方がわからないからどうも保管されていないよう。2004年くらいはネガフィルム一眼レフから小型デジカメに変えた頃合いかもしれず、過渡期であれば画像の保管もいまと違って曖昧だったかもしれない。
でも転んでもタダでは起きないの如く、いやちょっと違うけれど、画像を手繰ってたときにそのころ自分で挿絵用に描いたデュシャンの車輪がスキャナーデータで出てきた。
マイスキップでのコラムは、一時期「日本画とは何か」とか「抽象画の誕生について」とか美術史的なことを一般向けにわかりやすいようにして書いていたことがあり、そんななかでかのマルセル・デュシャンもある月で記していた。そのときの挿絵で、サインペンでたぶん10秒くらいの一発描きである。一瞬で描くというのは動物イラストに凝っていた5年前にも書いていたが、どうも昔からだったようで。
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