“名称の由来”と言っても何か凄い理由があるなんてことでもない。
TWOOL GALLERYオーナー氏から「アトリエZenの名前を大きく打ち出してほしい。2階にアトリエZenが入ったかのイメージで」と名称の提案があり、それですすめたというもの。でも自分自身からアトリエZen in…と命名する発想は出なかっただろうし、また3作家の共通項で現代アーチストセンターに触れてもいたからと、以下、ほとんど出来ていたその草稿を、昨日と重複するところもあるが「雑感-02」としてアップすることにした。
●シリーズ「アトリエZen in TWOOL GALLERY」企画の雑感-02
アトリエZen in TWOOL GALLERYと記したこの10~11月の企画は、TWOOL GALLERYオーナーのWさんとたまたま知り合い、2階を活用することを考えている(まずは喫茶的なスペースを設けたい)と聞いたことがきっかけでそこから話が展開したもの。スペースの素養の高さからそれならば展覧会を2つ連続させてみましょうと今回の企画になったわけだ。当初はシリーズ名称を別の名前で考えていたけれど、Wさんから「アトリエZenの名前を大きく打ち出してほしい。当店の2階にアトリエZenが入ったかのイメージで」と表記の名称の提案があり、それですすめることとした。
外山文彦展(第二展示室併設:蒔田圭展)、霜鳥健二展と、1か月半で3人の作品を展示。ミクストメディアの現代絵画に動物を描いた細密な油彩画、鉄の彫刻家が挑んだ壁面レリーフ作品と、3作家の作品はまったく異なり、それが企画上のキーであったけれど、後から気づいたことは3人とも「現代アーチストセンターが東京都美術館で企画開催する展覧会」への出展歴があるということ。 たしか現代アーチストセンターは一度出展すると、特に会費負担があるわけでもないがそのまま「会員」扱いになったはず。特に意識はなかったけれど、だから三人共現代アーチストセンター会員というわけですね。
現代アーチストセンターは、1975年に東京都美術館が上野公園に開館したと同時に立ち上がった「無所属美術家会議」が端緒。東京都美術館は公募団体展が多いことを見てもわかる通り、展覧会会場として外部からの借用も出来る仕組みになっているが、でも人格を持った団体でないと借りることは出来ない。それはおかしい、どこかに所属してなければ一切使えないのはどうかと発足したのが無所属美術家会議で、同会議が1980年に現代アーチストセンターに引き継がれて現在に至る。今年で40年だ。ちなみに来年の現代アーチストセンター企画は「こどもたちの未来を救う、Tシャツアート展」とのこと。
http://artistcenter.web.fc2.com/
さて下の画像は2002年度の現代アーチストセンター企画展(原風景展)の論評がなされた同年9月6日の新潟日報文化欄。20年近く前の、いささか古い記事で手持ちのcopyは書き込み等もあり綺麗なものではなかったが、2作家の見出し掲載がなされているからとそのまま写真におさめてあげてみた次第。

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