
この写真でドキリとする人もそう居ない…というかほとんど居ないと思うけれど、久しぶりに長岡駅近辺を歩いた先週偶然発見して、撮ったもの。木に隠れてよくわからない交差点右側の建物は河井継之助記念館だが、本題はそちらではなく左側の空き地。ここにあった古い建物が知らないうちに解体されていたということで、重機はまだいたからおそらく解体直後と思われる。
前身は倉庫かあるいは工場だったかのようなその建物はずっと何十年も屋内型貸し駐車場として使われていて、ただ古びた建物で凝った建築外観があるわけでもないけれど、その佇まいが実にいいと面白く思っていた。 こうした“詠み人知らず”の建築に面白がるのは私だけではないようで、2年前に長岡在住スケッチ画家・野田英世さんの個展を横浜で企画した際、野田さんからDM掲載用にと呈示されたのが偶然にもこの建物のスケッチだった。氏の思い入れを反映するかのように、タイトルは「街角のカテドラル」と付けられている。
その作品はちょうどいま、長岡市笹川眼科の院内(待合室)に飾っていて、またかつての建物の写真は(何かの拍子に撮ってるとは思うが)すぐ出てこないからと、2年前のDMとともに下に載せてみた次第。 ちなみに書けば作品の販売対応も可です。お問い合わせはアトリエZenまで。
2018年の「野田英世展-歩いて描いた新潟スケッチ」DM
長岡市・笹川眼科で現在展示中の「街角のカテドラル」
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