

画家は立川綜合病院の創始者で、昭和31年に建てられたその初代立川病院の建物は円柱形という、異彩を放った建物だった。とうに解体されているが、当時は市民から「まるい病院」と親しまれていたらしい。
今回の展覧会では、その“円柱状の”旧病院の屋上から描いた大きな油彩の風景画の出展があり、展覧会構成上その作品を大きく扱っているからと、関連資料としてその「まるい病院」の写真パネルを作ったのだがそれが上画像の一番右。この建物については資料がなかなか無かったのだが、展覧会を基に病院関係者から提供を受けたもの。わたし的には必見の、貴重資料である。
他、この壁面には、前に書いた「絶筆作品の可能性もあるスケッチ画」やパレット、画家の妻が茶道の教授だった影響もあって晩年に取り組んだ自作の茶杓、茶わんなども展示している。
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