
昨日は十日町市松之山のギャラリー湯山まで。 「越後妻有国際メールアート展」を7月下旬からロングラン開催中であるが、同展は先々週に観に行っているから目的はそこではなく、来年このスペースでおこなうべく計画している展覧会の打ち合わせ。県外から来られた現代美術作家にギャラリー運営委員代表の前山さん交えて。
その作家はその土地の風習とか地域史とか、民俗学的なところからのアプローチに興味があるというので、打ち合わせ後は、まつだい郷土資料館と十日町情報館を案内した。案内したなんて偉そうに言っても、双方、私自身も初訪問。十日町市内にそう明るくなかったから、郷土史など調べるのにどこがいいか事前に前山さんにも確認し、リストアップしていたのだった。
十日町情報館というのは図書館のことで、コンクリートスラブの平板な屋根が目につく外観は最初体育館か大型室内温水プール施設のように見え、中に入ると多くの書棚に囲まれながらも明るい空間が広がる。建築空間の感覚が新鮮に思い調べたら、建築設計は内藤廣であった。
さらに検索したら内藤自身が「大きさのわからない建物です。外から見ると小さく見え、中に入ると、こんな大きさがあったのかと感じるような建物です」と話した講演記録(by 東西アスファルト事業協同組合)にもいきあたった。外からの見え方は置いておいても、中に入るとたしかにより大きな空間が広がる感覚があり、なるほどである。
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