黒島結菜さんといえば、別に自慢でも何でもないのだが最近“とあるきっかけ”で思い出したから書いちゃうと、彼女が子役時代に出演したテレビドラマのDVDボックスを持っている。まぁ出演したといっても全11話のなかの1回、ほんの数秒のチョイ役。「別荘でケータリングを頼む家族の孫・1」というもので役に名前は与えられて無い。ただ「次の料理も楽しみ~」といったセリフ一言は与えられていて、だからだと思うがエンディングロールには黒島結菜と記載がある。クレジットの類を念入りに見る癖があるのであれ?と気付いたわけだ。
約10年前のドラマだから中学生くらいのころとすれば該当する役は他に無く、そう言われれば面影もあるねとすぐわかる。まぁセリフはあっても映るのは一瞬、言われなければまずわからないだろうけれど。
自慢にもならないからこんなことはすっかり忘れていたのだが、デザイナーのYさんが自身のblogに時折黒島さんのことを書いていてどうも注目しているようだったから氏との打ち合わせの際、雑談で女優黒島結菜の話をしてたらそういえば子役時のDVDを持ってた云々と急に思い出したのである。

これがそのドラマ「dinner」。日本のテレビドラマをDVDで買う趣味は無く、唯一持っているものになる。リアルタイムで(序盤第3話くらいから)見ていたドラマが面白くて、割と近年になってからアマゾンあたりで偶然見つけたのを機に、再度見たくて買い求めたんだと思う。
ちなみにこの「dinner」もイタリアンレストランが舞台で、「ちむどんどん」と同じなんですね。偶然だけれど面白い符合。
ただ、ちむどんどんは(見たこと無いからネットでの断片情報や知人からの話の受け売りになるが)調理シーン等々あんまり出て来ないらしく、あるいは出てきてもそんなに凄いものではないらしく、ほとんどレストラン店内と厨房とを舞台としたdinnerとは相当異なる。
dinnerは有名イタリアンのオーナシェフ(風間杜夫)が倒れその娘(倉科カナ)が支配人として右往左往するところから始まり、だからスタートはシリアスなのだが次第にコミカル色を増していく。アンジャッシュのコントを彷彿させるような回もあってコメディとしても面白くみれていたのは、そもそもの調理シーンやホールの接客シーンといったものが本格的で、リアルで支えていたこともありそうか。ちむどんどんへのネガティブ意見を目にしてたらそんなことが頭に浮かんだ。
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