
記事内容を細かく分けカテゴリーを細分化していくとキリがないので最近は避けているが、そのなかで今年はこのblogの“カテゴリー”に「佐藤秀治氏のレビュー」という項目を新たに追加した。私が氏の評論に深く接したのは2000年代以降になるが、長岡でも新しい美術の動きが目立ち始めていくなかでの氏の批評活動や執筆活動に敬意を表してのことである。
今年アップしたのは以下2稿。年内にもうひとつはと考えていたが、時間的にちょっと無理そうで、それらは来年になりそうだ。
[佐藤秀治氏のレビュー/記事index]
2022.11.03
蔵ISM・クライズム~蔵の中での現代アート●2004年9月14日 新潟日報文化欄に掲載
2022.11.27
蔵・展―5人の手法●2003年9月1日 新潟日報文化欄に掲載
2004年の蔵ISM・クライズム展のレビューには「近年では広義の現代美術が市民権を獲得しつつある中…」とあり、「獲得している」では決してなくて「しつつある」という、いま読み返すと約20年前当時の状況が思い起こされる。
大地の芸術祭が始まったのは2000年で、同芸術祭のスタート当初は「(広義のであっても)現代美術が市民権を得ていた」とは必ずしも(それどころか地域によっては“まったく”)言えなかったという、いまの大学生くらいの年代だと「えっ?そうなの?」と思うような歴史の流れみたいなものも見える。
さて画像は氏の、評論に関してではなく“作家活動”に関してのもの、その作品をひとつセレクトした。今から15年前、2007年11月30日~12月2日に長岡市のギャラリー・イーズで開催された佐藤秀治展「“「視る」ことのエンパワーメント・SE” でのインスタレーションである。一番下の画像は作品現場制作中の一枚で、写っているのが佐藤秀治氏。

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