諺の「身から出た錆」をもじった表題を面白くみながらも、そういえばその諺はシンガーソングライター熊木杏里さんも初期のアルバムタイトルに使ってたなと思い出した。20年近くも前のアルバムである。はて、熊木さんは身から何を出したんだっけ?なんて思ってみたらもうすっかり忘れていると気づき、マイスキップに連載していたコラムで当時そのアルバムを取り上げた(&近年になってそのことをblogに書いた)ことは憶えていたからとblog検索したら、「無から出た錆」だとわかった。「身」からではなくて、出たのは「無」からなのである。
以上はそんなかんなの長い前段であるが、結局何を今日は書こうとしたのかと言えば、そんなかんなで 熊木杏里「無から出た錆」を思い出し、かつ冒頭に収録されている「長い話」という曲がよくてマイスキップにはそれをネタに書いてたからと試しにユーチューブを検索したら2012年のライブ演奏が出てきて驚いた、ということ。
驚いたのは10年前の動画が出てきたということもあるけれど、彼女のCDはこの1枚を2005年か2006年に買い求めただけで映像での彼女を見ることも一切なく、だから最初の勝手なイメージで(山崎ハコさんみたいに)アコースティックギター1本での弾き語りなのだとばかり思い込んでたこともある。ピアノ弾いてる!!なんて驚きながらも、10年前の、でも初めて見る映像をどこか懐かしくみたのである。
長い話/作詞・作曲:熊木杏里【Live 2012 10th Anniversary】
https://www.youtube.com/watch?v=Jw04rRHWWB0

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