この作家組み合わせは2013年に横浜でおこなっていて、そのときの、8年前となるDMが2人とも現在の作風との違いがあって(個人的にとても面白くて)ここは対比してみようかなと以下掲げてみる。担当したデザイナーはそれぞれ異なるのだが、いずれも左に外山作品、右に柴山作品の配置。背景に白と黒、一方は薄い2色のブルーというように、2色をひいて作品を際立たせるのも共通している。

2015年 art Truth/横浜

2023年 ギャラリー空華/高崎
2013年(横浜・art Truth)展のDMでは、宛名面に2作家の紹介として
「墨と顔彩を使い 記憶の世界を柔かなタッチで描く柴山明子と
麻布を使い 素材自体のもつ色を生かして絵画表現を展開する外山文彦」
と入れている。当時柴山作品は墨を使った作品が中心だったが、現在は自由に画材を使い、アクリル絵具での絵画やコラージュなどもおこなっている。
外山作品の現在は和紙を使ってのミクストメディア(絵画)となっているが、この文面に「麻布を使い素材自体のもつ…」とあるCANVASシリーズも今回2点ほど合わせて展示する。CANVASシリーズの展示は画廊企画ゆえの画廊オーナーからのリクエストが発端にあるけれど、近年(2019年以降)同シリーズの新作がなくなったら私の思う以上に周囲から「また観たい」という声が届くことも背景にというか、動機のなかにはある。
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