(原発事故関連です。こういった話題に嫌悪感をいだくかたは読み飛ばしてください。)
ドイツZDFのHeute Showから、「犯罪会社東電」
ドイツのニュース風刺番組で、今年4月1日に放送されたもの。
半年前の放送なので話題そのものは古いのだが、風刺されていること自体に今になっても何の古さも感じないのが実に困ったところ。まぁ、うまく作ってはあるし笑えるから、一度は見てみたら、と言うしかない。
困りついでにもうひとつ。
気仙沼市の「米ぬか」から370ベクレル/kgのセシウムが検出されたそうな。
http://merx.me/archives/13154
飼料の暫定基準値は300ベクレルだから家畜の餌には使えず、つまりブタさんには食べさせることはできないのだが、でも人間の暫定基準値は500ベクレルだから、「ヒトは食べても大丈夫(=基準値以下)」だそうな。というわけでちゃんと流通もするのだろう。
江戸時代には犬が偉かった時代があったらしいが、いまはブタさんのほうが偉いよう。ドイツのZDFが聞いたら「なんじゃ、そりゃぁ~。ホンマかいな。」と言って続編を作りそうだ。

種を明かせば、というより、たいていの人は先刻ご承知だと思うが、結局は「人間用の500ベクレル」という暫定基準値が、国際的にも何に対しても、安全性を軽視した無茶苦茶な数値だということ。だから、その数値以下だったとして高らかに「安全宣言」をする福島県知事は、どうかと思う。
きわめつけにもうひとつ。
内閣府の園田康博政務官が、福島原発の汚染水を「パフォーマンスではなく、必要であれば、この場に取り寄せて飲水します。厭うもりはありません」と記者会見で語ったそうな。
↓
http://media.yucasee.jp/posts/index/9265(ゆかしメディア、10月19日)
これにいたっては、笑い話もここまできたかと暗澹たる気持ちになる。
暗黒夜考氏のブログには『このようなあまりに無知な人物が国民を代表する国会議員であり、更には内閣のそれなりの要職に就いているというのであるから、世も末である。この世紀の人体実験が実現すれば大変な話であるが、同時に、日本国家は「世界中の笑い者」の地位を確固たるものとすることとなろう。』と書いてあるが、まさにその通り。海外から見ると「ホンマでっか」と笑いの種でしかないだろうし、またドイツHeute Showに格好のネタを提供してしまっている。
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