交渉に参加しないと日本は世界の孤児になるなどという、経団連会長などの言い方にとてつもない胡散臭さを感じていたので、ネットで話題の“「トクだね」で反対論を述べる中野剛志氏”の映像をユーチューブで見てみた。まさに正論であるし、TPPで何が問題なのか基本事項をわかりやすく伝えているし、さらにはテレビ局がどういうイメージ操作をして視聴者を惑わそうとしているかも生放送で指摘(「暴露」とも言います)しちゃっているから、必見だと思う。そのうち削除されてしまう可能性も大だが、とりあえず下に。
このユーチューブの映像は当該コーナー途中からの抜き出し。なので冒頭の部分はここには映ってないのだが、中野氏は一番最初にまず「このTPP交渉問題では、(デメリットをきちんと伝えない)マスコミに最大の問題がある」とはっきり指摘している。生放送での発言だから、テレビ局としたらどうしようもない。
ただ「トクだね」自身はきちんと議論をまとめているわけではないので、TPPについてもっと詳しく、冷静に話を聞きたい場合は、同じ中野氏の説明でもこちら↓のほうがよさそうである。
ついでにもうひとつ。
環太平洋といいながらカナダは参加しない。だからカナダは世界の異端児になるのかどうか、よく知らないが、友里征耶氏は「カナダに見習ってTPP参加宣言する前に国益を考えて除外項目を宣言しろ」という指摘をしている。参加を推進するならするで、それくらいのことは言ってほしいもの。
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