
昨日の上越までの車中BGMは珍しく、チック・コリアにしていた。
先週訃報を聞き、中学生の頃からチック・コリアよりもキース・ジャレットを好んでいたからそのCDは多く持ってないけれど、ひとつくらいはあったはずと棚から探し出したもの。バド・パウエルの曲を演奏していて、そこに魅かれて買い求めたのかもしれない。1996年の録音でちょうど四半世紀前。アマゾンみたらいまは絶版のよう。
REMEMBERING BUD POWELL
CHICK COREA AND FRIENDS
バド・パウエルの追想/チック・コリア・アンド・フレンズ
連日の好天のなか昨日の日曜は上越市高田まで。上越教育大の卒展に行く。
大学院修了生4名、学部卒業生3名、計7名の研究と作品の展示。
会場内ではメモはとるものの写真はやはり撮れないから、シャッターを押せない反動は帰路の建物探訪に向かうよう。
いつか写真を撮った円柱状建築がルート上にあると、春秋会館と揮毫された看板のあるそちらに寄ってみる。

キャノピーは先端に柱1本で左右を片持ちで支える構造。意匠デザインもユニークである。建築構造的にも、屋根上に見込む積雪荷重の負担の大きい雪国では珍しいスタイルだろうとそんなことを思っていたら、隣接する上越地域振興局のキャノピー(↓)も一風変わった形状だと気づいた。
上越教育大学芸術系コース「美術」第37回 卒業・修了研究展
2月11日(木)~17日(水)、月曜休館/会場:ミュゼ雪小町
エックス展vol.11の案内チラシが刷り上がっていると書きました。
これまでエックス展では、DMはポストカードサイズだったり前回や前々回展のように縦長に折ってのリーフレットタイプにしたりと各回で仕様の変化がありますが、今回はA4サイズ両面カラー印刷としています。裏面に出展作家の紹介を作品画像入りで掲載し、展覧会のウェブサイトのURLを記載しました。


URLを入れましたので、週初には「展覧会の詳細はまた後日」と書いていながらも、チラシの刷り上がりにあわせてウェブページのほうは公開を始めています。
デザインに凝ったサイトも多くあるなか、ここでは別段凝らずに、広報に記録とindexを兼ねてという目的に沿う程度の簡単なつくりとしました。
2017年高崎での展覧会の際に制作したサイトをベースにしています。
●https://atelier-zen.jp/x11.html
天気が好く、昨日は案内をいただいていたGallery OSHIOでの大学生展に。駐車場が無いこともあって好天の日に歩いて行くことになるが、道中ちょうど中間地点の
旧長岡現代美術館解体現場脇を通りながら向かうことも
前回と同様。展示のほうは今回は長岡造形大クラフトコース3年生の6人展。6人のうち、ひとりの作品は小さなギャラリーの一室を飛び出し隣接する別建物に展示しているとのことで帰路はそちらにも回ったが、どうもタイミングがあわなかったよう。あいにくそちらは見れなかった。

案内ハガキに作品が掲載された学生はおそらく彫金の専攻と思われるが、彫金、七宝、写真とジャンルに括らず小品を並べつつ、部屋に既設の窓ガラスをも作品に組み入れていた。
昨日の読売新聞「日本画巨匠の偽版画」を読んでいたらその裏側つまりテレビ欄に、「名作照明ドラマ」とあるのが目に入った。
最初「名作(の)“照明ドラマ”」というふうに見えてしまい、自ら名作と名乗るのも可笑しいしそもそも照明ドラマって何だろうと思ったが、よくよく見たら「“名作照明”(の)ドラマ」であった。とは言っても、専門店を舞台にする名作照明のドラマも珍しく、異色。さらにはNHK Eテレ、つまり教育テレビで放送されるというのも珍しい。珍しついでに、同紙にこの日載っていた試写記事の「光と影が織りなす映像が心の機敏をも照らし出して秀逸」なる記者感想にも興味を覚え、昨夜の第1回を見てみた。
登場人物は照明器具専門店の店員(黒島結菜)と店長(古舘寛治)に、訪れた客。ほぼこの3人。訪れる客は毎回ゲスト俳優が充てられて変わるのだろう。この日はイッセー尾形演じるすし屋の頑固職人。この道40年の古い寿司屋。特に凝った照明を求めたわけではなく自店の電球が切れたから100Wの電球を買いに来た、というただそれだけの話だけれど、その人物の背景にもさりげなくスポットがあてられ、物語となる。会話のテンポもカメラワークも独特なムードを醸し出し、なるほど、記者のいう「秀逸」というのもわかる気がする。映像が心の機敏をも照らし出すという表現は、照明ドラマにあってなるほどと思った次第。
全5回、月曜夜7:25~
●黒島結菜が「光」で苦悩を晴らす、NHK『ハルカの光』(cinra.net)
https://www.cinra.net/news/20201222-harukanohikari

今朝8日付の読売新聞。おそらく読売新聞のスクープだと思われますが、一面トップは平山郁夫や東山魁夷らの版画の偽作が長年に渡り大量に出回っていたというニュース。警視庁捜査中とのことだが、同紙社会面には「金に困り制作」と、摺師への取材を含め背景が詳しくある。
3月下旬の「エックス展vol.11」の案内チラシが出来上がっています。開催はまだ少し先なのでblog上での詳細案内はまた後日にしますが、刷り上がったチラシを
“いわゆる断面”の連なりも見えるように撮ってみました。